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20 世紀初頭のものと思われるフランスのサックコート。
リファレンスはフロックコートの名残を持ち、
トップボタンのみを留めてフロントが身体の側面に広がっていくパターンであったが、
服の特徴を保 ちつつ、日常的に着られるようにパターンを修正したデザインである。
ミリタリーモールスキン生地を使用。
モールスキン (mole-skin) は、
その名の通りモグラ (mole) の肌 (skin) のように、
上品な光沢感とわずかな起毛を持つ厚手の素材。
非常に丈夫な生地になっており、
1800 年〜1950 年頃まで主にフランスの炭鉱で働く労働者が着るワークジャケットによく使われていた。
ヴィンテージ特有のドライタッチな風合いと
毛羽感を表現するためにあえてガサ付きのある糸を使用し、
前処理にシルケット加工を施すことで上質な光沢感と粗野感を併せ持った表情に仕上げた。
【Quality】100% COTTON
40 身巾57cm 肩巾48cm 着丈73cm 袖丈65cm
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